花と着る。花を着る。

モノクロがちな冬が終わった。

部屋に溶け込む光が変わってきてる。

まだ冷たい風が時々頬をなでるけど。

もう彩り豊かな季節が来てる。

お気に入りのアネモネをお花屋さんで見つけた。

｢髪の色に合うから。｣

ユーカリの葉っぱを使って束ねてくれた。

お花も髪の色も私たちの感情や気分に大きな影響を与えてくれる。

そうだ。

この間見つけて着てなかった和服を着ていこう。

この花の彩りに似た柄が入ってる。

帯揚げも柄のの色にあわせよう。

和服を着てでかけよう。

花がわたしをその気にさせてくれた。