市販のカラー剤ってダメなの?
よくある質問シリーズと言いますか、誤解をしてしまっていたり、正しく認識してない事がよくございます。
以前もシャンプーのネタを書いた際も結構反響頂いておりまして、今回はカラー剤の事をさらりと書こうと思います。
「市販のカラー剤ってダメなの?」
よく、ご質問を受ける一つ。ホームカラーで白髪染め。黒染め、ブリーチなどなど今では沢山のカラー剤が市販されております。
でも市販のカラー剤って傷むって聞くんだけどホント?
あるあるですな。
結論から言いますと、「ダメではないです。」「使うな。」とも申しません。
が、
物事にはメリットデメリットがございます。それを説明しておきましょう。
誰でも簡単に染めれる。
まあ、言ってみれば簡単に言うならば、塗りさせすれば染めれる、だからこそ市販されてるわけでして、あまり薬剤の知識がない方でも、カラーを楽しむ事が出来ますね。
ただ、ここで知ってほしいのは…
簡単に誰でも染めれる→薬剤のパワーが非常に強い。
ということ。髪の毛は十人十色、髪質も様々であり、染まりやすいかたから、染まりずらい方、髪が太く、傷みずらい方から、細く柔らかく、痛みやすい方まで沢山の髪質があります。
誰でも染まるということは、「髪質を無視して染めれるパワーを持っている。」ということです。
髪質を考えた上での薬剤選定、塗布テクニック。
では美容室のヘアカラーとの違いやはなんなの?そう聞きたい方もいらっしゃるはず、
そう、我々美容師はお1人お1人の髪質、コンディションに合わせて処方するという事。写真ように、これだけのカラー剤の種類をお客様に合わせてセレクトし、ミックスしていくわけです。
「髪質、お肌、ダメージを考えた上で、弱い方には抑えた薬剤を。」
「それなりにパワーが必要であればコントロールしたモノを。」
そして何より塗布方法、コーミング技術によっても、髪は傷みます。日夜研究し、努力をして、最善のテクニックで染め上げるわけです。
髪質、ダメージ、染まり具合にこだわり無ければ問題なし。
そこまで傷み気にしてないし、問題ない、なんて方は市販のカラー剤構いませんし、なるべく安く、なんて方もいらっしゃると思いますしね。
最近は市販のカラー剤はだいぶ扱い易くなっているようですし、トリートメント剤などが付属品として付いてるモノもあるようですね。
市販のカラー剤で失敗したから修正したい→なんて場合こそボクらプロのでなければ無理でしょうし、それこそ我々の仕事になるというわけです。
いかがでしたでしょうか。ご質問などありましたら是非お気軽に。
0コメント