待つこと。
美容師の仕事を続けていてとても嬉しい事の一つに、子供の頃から、学生時代の頃から来ていて、就職や、留学。引越しを経て、遠く離れたり、来づらい環境であっても通ってくれる人を迎えれることだ。
遠くからわざわざ来る価値があると思ってもらえるのは本当にうれしいもの。
なかなか会えないからこそ、聞きたい話もあればしたい話もある。
近況報告を受けたり、悩みを聞いたり。みんないろいろ。
そこにいる。そこで待っている。そんなのが美容師の。いやサービス業の仕事の本質だろう。
最近そう思う。
久々に前髪を短くした彼女がある場所を卒業した時ボクは自分のブログにこう記している。
"敬愛するジャズマン、テリーキャリアーはボクの尊敬する選曲家にこんな言葉を贈っている。慈愛に満ちた彼の人柄が出た言葉はとても好きだ。
"All the Best to you“
素敵な彼女だから、ボクがこんな言葉を贈らなくても、昨晩あの場所に、集まってくれたお客様達みんなは、きっとそう思ってくれてるはず。
"あなたの全てがうまくいきますように“
そう記したことを思い出し、改めてそのメッセージを書いた頃となんら今も変わらない。
そう、思いを込めて髪を切った。
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