表現するひと。


ダンスをやっている彼女から、ある舞台のテーマを聞いた時に、最初に浮かんだのは、黒や暗い青色だったんですよね。

でもどんな衣装だとか、使う音の感じとか、ステージの雰囲気だとか聞かせてもらう中で、ダークな紫。ディープなバイオレットが合うなと考えつきました。
黒ではステージのライトに映えないなと思ったんですよね。



赤、青、黄、緑、橙、紫。

紫は赤と青、最も暖かくて強い色と、最も冷たい色、真逆のような色が混ざった両面性を持った唯一の色。



人はみんな両面性、表に出している部分と、普段は出さない裏の部分や、暗い部分が誰しもありますよね。
彼女が今回そんなダークな部分を表現するのがテーマとイメージを伝えてくれたので、紫でもダークに冷たい青よりの紫に。


なにかを表現する。表現出来る。
そういう自由って素敵。
その表現は自分だけのものだし、自分しか出来ないこと。

彼女がこの色を纏って、どんな表現をするのか、それは本人しか解らないのだけど、イメージやインスピレーションからなにかを表現する為のお手伝いが出来て良かったなと。


長く、舞う髪は、ほぼ黒のように見える。
でも写真のように舞台で照明を浴びた時にチラリとバイオレットの色味が映るだろう。

それは強さか冷たさか。
またはその両方か。


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