ハイブリーチを使用するヘアカラーの場合のご注意。

最近ブリーチを使用するヘアカラーを割とオーダーされるお客様が以前より増えた気がします。

全頭だけでなく、ワンポイントやグラデーションも含め。


ブリーチをして髪の色をなるべく明るくすれば、彩度の高いヘアカラーが楽しめます。それだけ、そういう方が増えたというのはうれしいものです。


が、こういうカラーをしたい、という一心だけで、こういったブリーチを伴うヘアカラーのダメージ等々、あまり理解されずオーダーされる方もしばしばいらっしゃるので改めてご注意点を




ハイブリーチを使用するヘアカラーはぶっちゃけ技術的に難しい施術です。


非常に薬剤反応の速度が速く、もちろんダメージも伴うため、なるべく傷まないよう、最善の塗り方、そして髪質によって変わる抜け具合なんかもコントロールしながらですので、カット並にほぼつきっきり的な事が多いです。


ましてや今までどんなヘアカラーをしてきたか、色を入れてきたか施術履歴のはっきりしない新規のお客様に至っては、時間がかかる事が大前提です。


どんな染料が入っているか、わからない状況では色がどう抜けるかがわかりません。



「ブリーチしてこんな色を入れたいんですけど・・・この時間までに仕上げてください。」は、正直申し上げて無理です。最初から言っておきます。時間をしっかりと確保していらしてください。




例えば、この写真のコのように、淡いグレーや、原色をはっきり出したい場合、最低でも2回ブリーチが必要です。2回ブリーチしてそれから色を重ねるとなれば3、4時間は確定コースですね。
もちろん料金だってかかります。

彼女は毎月コンスタントにブリーチをしているので、
抜け具合も把握しています。ですからコントロールしやすいので時間も読めます。


色、ぶっちゃけすぐ取れますからね問題。


結構、勘違いしてる方が多いのが、色持ちのこと。これもぶっちゃけて言いますけど、ここまでブリーチして入れた色、すぐ取れます(笑)綺麗にいられるのは2週間くらいかな、いやもっと短いかも。
毎日シャンプーする度に露骨に色が抜けてきます。
もう、こういうハイトーンカラーを楽しんでるコ達はこの色の抜け具合も理解し、抜け具合すら楽しんでます。それくらいじゃないとダメです。

ですから1ヵ月ほどでくすんだ金髪に戻っちゃう。だからマメにカラーしてますし、しないとカッコ悪い。全頭ブリーチして入れる場合キープするのは、お金も時間もかかるって事です。





髪の負担もお金も時間もかかるけど、
やっぱり自分の好きなカラーをビビットに入れたい!!
そういうのであれば是非是非ご相談くださいといったところであります。


最大の魅力はハイブリーチをして、ベースが上がると鮮やかなヘアカラーが楽しめるのは事実。



ご理解頂く部分が沢山あります。ですが、事前に知って頂くのと、後で知らされるのではわけが違いますからね。

特にブリーチを用いるヘアカラー、髪の負担はかかりますので、オーダーされて、はい、そうですか。と言った簡単なスタンスでボクも施術したくありませんので改めて書きました。



ではみなさん楽しいヘアカラーライフを!

0コメント

  • 1000 / 1000