PRするから無料にするという前提はいかがなものか。
結構話題になりましたね。某有名YouTuberがホテルの宣伝。PRをするから無料で泊めてくれ。という打診をした所、該当するホテルオーナーは怒り、皮肉をふくめて、断り、賛否両論出ている件なのであります。
ボクとしては同じサービス業をついている身。ホテル側の気持ちでついつい見ていしまいがちで、ホテル側の意見はごもっとも!と思っておりましたが...
まあこちらの、ホテルはSNSのフォロワー数がそもそも多く、そのYouTuberを相手にせず、罵倒した、というのも問題だそうですが、そもそも最初から宣伝するから無料にして。はいかがなものでしょうか。
”ダービーさんがアイルランドのホテル「The White Moose Cafe」に送ったメールは、自身のYouTubeとInstagramを通じてホテルの宣伝に協力するので、無料で宿泊させて欲しいという内容だった。
これに対し、ホテルのオーナーは激怒。「親愛なるソーシャルメディアインフルエンサー様」と題したコメントとともに、彼女のメールの画面キャプチャをFacebookに公開した。
オーナーは「もしあなたを無料で泊めてしまったら、誰が人件費を払うのでしょう?」と記した。
「今後も、ホテルに泊まる際には、他のお客様と同じように宿泊料を支払うことをオススメします。もしあなたの宣伝にありがたいと感じたら、あなたの部屋をスイートにアップグレードするでしょう」と綴った。
「追伸、お返事はNOです」という言葉で締めくくられた辛辣な投稿には「あなたの方がビジネスをわかっていない」「そんなにこき下ろすなんてひどい」と批判的なコメントが相次いだ。
・そもそも無料にしろ。というのが敬意がない。
有名なYouTuberなようですからね、影響力があるんでしょうし、なんならそれで地名度が上がるなどのメリットはあるんでしょうけど、美容師という自分の立場に置き換えてみました。
「PRするから施術代タダにして。」
って来たら、断るなあ(笑)って思います。
「こちらのサービスを受けてとても感動した。だから取材して、自分のサイトや、ブログで紹介していいですか?」
これが健全何じゃないかなあと。
【提供するサービスの質を評価して頂く職業】
なのですよ。我々美容室なども含め、サービス業は。そのほとんどは技術や、接客。突き詰めると人の手を使って行われている事多いわけです。今回の場合のホテルも、その空間を上質にするべく、スタッフが努力しているわけです。
そんな仕事に対して無料にしろ。その分の対価は宣伝してやるからさ。的な敬意のないやり方は果たしてどんなんでしょうか?
美容師だけで言いますよ。まずは専門学校に入って、お金を払って入学し、必死で勉強して、お金を払って国家試験を受けて、晴れて美容師の免許取得。しかしながらそれではまだまだお客様は出来ません。お店に入って助手からスタート。シャンプー、ブロー、カット、様々なカリキュラムを何年もかけて(最低5年くらいかな)、忙しい営業後、又は営業前に毎日毎日寝る間を惜しんで練習し、なんなら道具も、髪を切ったりする人形も有料です、1体¥3000位するのを何百体切るのか...有料の外部講習に行き、刺激や情報を得るのも大事です。
そして1人前になり、お客様一人一人の悩みや要望、なんなら世間話を笑顔で聞き、顔やその方のイメージに併せて施術し、アドバイスや提案もしたりして、最新の流行も取り入れつつ、なんなら肩のマッサージもしてあげて、それで初めてお客様からお金を頂けるわけです。
それを無料...ってねえ...(笑)
飲食店なんかに置き換えても、どうでしょう?ちょっと有名なYouTuberが来て、
「宣伝PRしますし、それを見た人達が沢山お客様としてくるから、今回の飲食代無料にしてくれる?」
って言われたらどうしますか?
仮にです。以前から客として利用していて、とても美味しいから、是非とも紹介したい。
だからPRしませんか?
というのなら理解出来ますけどね。
僕個人としては、このホテル側の主張。確かに皮肉ったらしい言葉を使ってますが何も間違ってないかなあと思っています。
皆さんは今回の件どう感じるでしょうか?
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