ホワイト系カラーのコントロール。

最近はいかにペール系のカラーを綺麗に出すか、そんなことを考えております。
今回もホワイト系のカラーに。
工程としては2ラウンドブリーチからのムラシャン処理、トナー、カラートリートメント系でやるか、アルカリカラーでやるか...と、そういう感じに分かれるかと思いますが、今回はアルカリカラーでの処理を選択。


ホワイト系カラーをつくるには19レベルまでのブリーチが必須です。(ブリーチレベルは20までとしています)
厳密に言えば19レベル以上、19.25レベルまでが最適です。
ま、それ以上は髪がぶっぢ切れる可能性が大なんですが...
もちろん今はファイバープレックスなどの特別な処理により切れなくなりましたし、手触りも格段に上がりましたね。
ま、とにかく鬼ためブリーチにより、そのレベルまで上げねばなりません。


ムラシャン、塩基性のカラートリートメントなどで黄ばみをとる場合、ブリーチはムラなくする必要があります。
ブリーチコントロールは非常に難しく、テクニックが入ります。
髪質、アンダーの状態や、残留染料の条件でブリーチの状態にムラ感がある場合はアルカリカラーで黄ばみを取ることをオススメします。アルカリの力によりコントロールしやすいからですね。



黄ばみをとるには、青灰紫色が必要です。
今回はそれをクリア剤で薄めたものを使用しています。
それと、アルカリカラーで乗せる場合の薬は10レベルまでの薬にしておきましょう。
ブリーチ後ですとそれ以上の薬は、痛いのです。

ま、とにかくホワイト系カラーは時間と根気がお客様にも美容師側にも必要です(笑)あ、もちろんお金も。

最近こう言ったホワイトなどのペールカラー、ハードルが下がってされる方が増えておりますが、特にホワイト系は最難関であります。
是非ともご参考下さい。

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