そもそも地毛証明書って必要かい?って話
4月、春先とかに特に話題になりますね。
こういう話題。地毛であると証明するモノを出させる社会に不快感を抱いた生徒がTwitterで話題になった、というお話ですが...
“「地毛証明書」のツイートは2017年3月21日にあった。投稿者は中学校教師なのだろうか。「高校進学が決まった生徒が『地毛証明書』の提出を求められた、という話をしていた。地毛証明書。私の髪の毛は一般的な人々と異なる外見をしていますが、自分からそうしたわけでありません、ということを学校に証明する書類」と書かれている。続けて「あまりのグロテスクさにめまいがした。こんなものを許容する社会は狂ってる」と不快感を露わにした。地域は不明だが、このツイートに反応したユーザーらの意見は一様ではなかった。”
例えばハーフやクオーター。元々地毛が明るい、天然パーマである。などなど最近ではひと昔前と違う状況になってるとは思うですが、まだこういうのあるんですね。
地毛を証明しなきゃいけない→誤解されないように、頭髪指導をされないように。
ということなんですが、明るくてはいけない、パーマをかけてはいけない、なんならストレートパーマもダメ。という制限を設けているから。
我々美容師からすればそもそも髪型、髪の色は制限なく、「自由」であって欲しいと思いますし、日本人の髪も以前よりも、明るくなっているコが増えましたし、国際結婚によって、髪質も様々。
正直、学校側、対応きちんと出来てんのかなあ?とさえ思います。
髪、髪質はコンプレックスに感じてる人が多い。
下手をするとイジメ、からかわれたりする場合もあるわけです。くせっ毛で悩み、それが原因で色々自信がもてないコがストレートパーマかけったっていいと思いませんか?
ストレートパーマもパーマと見なされ、かけてはいけないとしている学校もあるようです。
美容そのものはやはり、コンプレックスからはじまってる事が多いです。
くせっ毛で悩む、毛量で悩む、もっと印象を明るく見せたい、もっとキレイになりたい...
人間しかもたない「美」に対する自然な欲求を育む時期こそ、思春期だと思います。それを学校という社会が制限をかける、というのは美容師の一個人としては、なんだかなあと思ってしまうわけです。
“この高校では、証明に必要なのは「乳児期の髪の毛が確認できる写真」と「親の署名・捺印」の2点。必要があれば、親が髪の毛の事情についての説明を書く。用紙は入学前の新入生説明会で配られ、入学後に任意で提出する。全生徒が出す必要があるものではないが、あまりに外見上不自然であれば学校側から提出を求める場合もあるという。証明できれば「地毛証明証」というカードが発行され、染髪やパーマなどをしていると思った教師が頭髪指導をしようとした場合でも、「証明証」を見せることで指導を受けずに済む。「手を加えていない地毛でさえあれば、かなり明るい茶色であっても認めています」という。”
学生らしい髪型、社会的に...まあわかるんですが、その基準は、どこから来たのか?
髪型のプロの我々の意見を反映させたりとかしないんもんですかね?
我々は国家資格をもっている職業なんですけどね。
学生らしい髪型。染めたり、パーマをかけても、オシャレで、清潔感があり、好印象に見られる髪型を我々は作りますけどね。
このなんとも日本の風習的な学校の古いルール。変わっていかないもんかなあ...
なんて記事を読んどりました。
0コメント