「音楽を聴く会」浦和 BAR Ash。MUSICAANOSSA♬vol.2
全てのカルチャーは音楽とリンクする。
ファッションや髪は密接だ、アート、インテリア、フード、もちろんお酒も。
美容師やDJをしているとつくづくそう感じます。
道ゆけば音と出会う。その土地で、その空間で流れる音楽に耳を傾ける時間のゆとりくらいある人生でいたい。
よい音楽か、酔い音楽か。その1杯と、その1曲をさすらい求めるコーナーMUSICAANOSSA♬(ムジカノッサ)音の道。
ムジカノッサは訳すれば、みんなの音楽。
2回目の今回は身内で恐縮だが、浦和高架下にあるBAR Ash。
毎月第4土曜日に開催されている「音楽を聴く会」がある。
レギュラーをはじめ、様々なDJ、選曲家達がジャンルを問わず沢山の音が流れている。
昨年から店を1部改装してからはレコードをかけれるようにした。普段の営業はオーセンティックな雰囲気の中、カクテルと共に店主の木村氏自らセレクトする音楽も聴ける。
実は筆者である自分もBAR Ashで選曲をさせて頂く機会が度々あるのだが、中々どうしてこれが楽しくもあり難しい。
「音楽を聴く会」。なんともスケールのデカイタイトルをつけたもんである。これは一言店主に文句を言いたいのだが、一聴すれば理解出来そうでもあるが、なんとも漠然としたタイトルである。
まあ音楽を聴きながらお酒を楽しんでよ。という会ではあるのだが(笑)
バーテンダーもDJもその夜の舵取り役。
今年一発目の「音楽を聴く会」に呼んで頂いた。
おかげさまで大変盛況だったのだが、今年はBARで流れていて心地よい音とはなんだろう...そんな思いを馳せながら選曲をさせて頂いた。
お酒や雰囲気に併せて。ましてやBAR Ashは踊れるようなフロアがあるクラブでも無い。
この日はラテン、ジャズ、ソウル、R&B、pop、rock、erectoronica、ブレイクビーツと一つのジャンルになるべくカテゴライズられないようかけた。
自分としては2015年から2017年、つまり今年リリースしたものを。
お客様があえて耳馴染みの新しい、もしくは聴いたことのない音を選んだつもりだ。
音やお酒の大海原にお客様を連れていくのだ。舵取り役、航海士だ。その旅は心地よいものにしたい。そして新しい出会いも旅の醍醐味だ。その出会いを案内する役だ。
それがバーテンダーや、選曲をする身の役割だろう。
「音楽を聴く会というタイトルだが、お客様あってのもの。」
あくまでもBARなのでお酒を楽しんで欲しいと木村氏。
今年のBAR Ashの「音楽を聴く会」は少し進化していくようだ。先日の会も盛況でありつつ、自分としては脇役に徹したつもりである。
流れる音が、その1杯の雰囲気を壊さず、マティーニのレモンピールのような存在位が良いのではないか。
BARに流れて心地よい音とはなにか。ボク自身がそんな旅に出た気がする。
さて、今回の酔い音1枚は、昨年末にリリースされたUyama Hiroto(ウヤマヒロト)のfreeform jazzを。
そのうちの一曲、「Spin The Truth」を「音楽を聴く会」でも選曲させて頂いた。UyamaHiroto氏はこのアルバムの中でこうコメントしている。
“私は、私の音楽を皆で体験し経験するため。この地球に、日本の地に、この街に生まれてきました...音楽は自由。音楽は魂。家族、友人、愛すべき人々と一緒に楽しみ、魂の奥底にある本当の自分が望む道をゆくこと。”
長い航海や道のりの末辿り着いた場所に、流れる音が自由で素晴らしいものであって欲しい。
さていかがでしたでしょうか。
BARAshの「音楽を聴く会」
まああまり硬っ苦しくなく、軽く1杯普通にBARでお酒を楽しむ感覚そのままで来て頂きたいのが本音である。
その時に穏やか音を提供したいと筆者は考えております。
あなたの人生の1シーンで流れている音楽はどんな曲ですか。
それでは今回はこのへんで。
BARAsh saitama
埼玉県さいたま市浦和区仲町1-8-3
TEL/048-824-6100
OPEN/月曜〜金曜 19時〜翌3時 土曜 20時〜翌5時
定休日/日曜
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